ファンクラブに入った話

こんにちは。時間ができたときに、何か書きたいなと考えていました。

考えていると、最近本田美奈子さん(以降:美奈子ちゃん)のファンクラブに入ったことを思い出しました。なので、今日はファンクラブに入った話、ファンになった経緯でも書き記したいと思います。


今から3年前、私にとって人生の大きな変わり目になるときに美奈子ちゃんに出会いました。

出会った当時の自身の置かれている環境は最悪で、今考えてもあれは地獄でした。

地獄のどん底にいた私と出会ったある方(ここではNさんとします)が美奈子ちゃんの大ファンで色々な美奈子ちゃんのお話をしてくださりました。

最初は、そういえば本田美奈子っていう歌手もいたなあ…と思うだけでしたが、Nさんは会うたびに美奈子ちゃんのことを話すので、それほど魅力的な方なのかと思うようになり好奇心で調べてみました。YouTubeに「本田美奈子」と検索して、初めてクリックした動画は知る人ぞ知る「Oneway Generation」です。吸い込まれる感覚でただ夢中で美奈子ちゃんの歌を聴きました。一目惚れをしない体質なのですが、この時ばかりは一目惚れをしてしまい、すぐに虜になってしまいました。虜になってからは、ファンでなかった時間を埋めるように毎日美奈子ちゃんの曲を聴き、ただ夢中でした。夢中になれるものがなかった当時の私はただ生きているだけの状態でしたが、夢中になれるものができてとても楽しかったことを今でも覚えています。それは、今でも同じです。


ファンになってから1年が過ぎたときに地獄のような環境からも抜け出せたこともあり、美奈子ちゃんのお墓参りやミュージアムに行きたいと思い、初めて朝霞市に足を運びました。

東京に程近く、自然と共存しているこのまちに感銘を受けました。知りもしないまちに自身で足を運んだことはいまだかつてなかったこともあり、その時に抱いた思いは今でも鮮明に覚えています。

足を運ぶたびにお墓参りをしたり、ミュージアムが開館していればそちらにも赴くようにしてきました。同じ場所に行くにしても、足を運んだ1回ごとに思いは募るものです。ファンになって2年目の命日前、お墓参りをしたときどうしてか涙で溢れそうになりました。どうして神様は早くに自身のもとに引き寄せてしまったのか、そう思うとなぜか悔しい気持ちになりました。帰りの電車で泣きそうな気持ちをこらえながらも美奈子ちゃんに思いを馳せていました。Nさんに出会い、ファンになった私は画面の向こう側の過去の美奈子ちゃんに会うことしかできません。しかしそうでありながらもファンでいれたのは、どこかで憧憬していて、同時にその憧憬は美奈子ちゃんに対しての尊敬心となって、その思いを向けていたからなのではないかと思います。


ファンになって2年目で美奈子ちゃんのお墓参りをしたい、ミュージアムに行きたいという願いを叶えたら、次の年はファンクラブに入ることを決めていました。そしてファンになって3年目の今年、ファンクラブに入ることができました。ファンクラブ会員証を手にした時の喜びは計り知れませんでした。



この3年間で私の取り巻く環境は大きく変わりました。

もし、3年前Nさんに出会わなければ私は一生歌手に本田美奈子という人がいたなくらいで終わっていたと思います。私はNさんに出会えてよかったと思います。あれから、Nさんにお会いできていませんが、いつかお会いできた時に感謝したいと思います。

また、美奈子ちゃんのファンになって気づかされたことが多くあります。

偉大さを目の当たりにして自身の小ささに落胆したこと、努力することの大切さ、笑顔でいること…

「当たり前だ」と思うかもしれませんが、私はその当たり前のことにも気づけずに生きてきて、美奈子ちゃんに出会いやっと気づけました。デビューしてから20年の生き様を見て分かった気がします。


以前、美奈子ちゃんのお母さまが「どうか美奈子のことを忘れないでください」とおっしゃっていました。こんなにも素敵な美奈子ちゃんを忘れられるわけがありません。感謝したいことがたくさんあるのに、忘れることなんてできません。


本当にありがとう。

これからも、私は忘れることは決してありません。



camellia

I'm fan of 80's debut singers. はじめまして、80年代にデビューされた方々を応援させていただいているCamelliaと申します。 好きなことなど綴っています。 言葉足らずな部分もあるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。